はじめに
高校の勉強内容は、中学までと違って勉強すべき量が格段に増え、レベルとしても高いことを扱うようになります。
そのため中学までは自分はテストでいい点を取るのが簡単だったという人も、学校の内容についていくだけでも大変ということも多くなります。
その上、大学受験を見据えた勉強をしようと思えば、普通にやっていると時間的に間に合わなくなる可能性は高くなってきます。
それなので早いうちから勉強をサポートしてくれる手段を確保することは、とても大事です。
その際、一番オーソドックスなのが、塾や予備校に通うことではないでしょうか。
しかしこのことについても、大学受験をしようと思ったので適当な一箇所を見つけて入塾したというように普通にやっているだけでは、もはや十分であると言えなくなってきていると思います。
時代の変化と共にどんどん学習においてやるべきことが進化してきて、よりハイレベルなことをスピードを持って処理出来なければ駄目になってきていますし、
勉強のサポート手段としてもそれに合わせてもっと変えていくことが必要なのです。
それに当たっては、何となく塾に通っているから安心出来るような気がしている、という状態を脱しなければいけません。
塾に申し込んでそれで終わり、でなく、きちんと自分の実力になるような利用の仕方をすることが大切です。
そのために必要なことをまとめてみたいと思います。
色々な場所に好きにクロスオーバー通学する
大学受験を成功させるためには、まず自分にとっていい塾、予備校を真剣に選ぶ、その中でもいい先生と言われている人の授業を履修しようとする、ということが大事です。
人から評判を聞かせてもらい、実際に自分でもその場所に足を運んで情報を見聞きしたり、パンフレットを持ち帰ってじっくり検討したりしながら、
何の教科に対し、どこの塾、予備校の、どの先生の授業がいいかよく考えてみましょう。
そしてその希望を最大限叶えられる履修の組み合わせを、紙に書き出してみるなどしてみるとよいです。
なるべくその通りに申し込みをするため、色々な場所に通うことを厭わないことが大事です。
ただその際には、やはり効率よく履修するようにしたいものです。
単に徒に通うことに時間や労力を無駄にしないよう、映像授業で済むものはそれをうまく使うとか、友達と相談、協力して、都合に合わせて欠席したいとき、
後で授業ノートを見せてもらえるようにするとかして、勉強するように出来るとベストです。
体調を大事に考える、無理をしないようにする
自分の体力の限界とはよく相談して、そこを突破しそうなのであれば、通学のパターンの希望を変更していくことは必要です。
通ってみたあと無理そうになることもありますから、そのときは計画を立て直しましょう。
通う場所を変えることもいいですし、そうせずに休み休み通うことにしてみたりするのもよいです。
皆のように皆勤で通わなければ目標が叶わなくなってしまうという焦りはもちろん湧くものですが、体力的に無理なら本当に無理です。
そしてそれならそれでの方法を見つけるべきですので、早く頭をその方向に切り替えましょう。
自分がやれそうなときは全力で頑張るべきですが、そのような仕方のない理由で出来なさそうなのであれば、無理をしないことが大切なのです。
現役高校生であるなら、もし体が強い方であったとしても、体力の質がまだ子供であることを忘れてはいけません。
体調の波がまだ定まらないものですし、自分なりのケア方法を試みていても急に具合が悪くなったり、そのときの上手い対処方法が分かりづらかったりすることがあるのです。
それからあまりに色々な環境に顔を出すとなると、気持ちの緊張が続くものであることも考慮すべきことです。
それらのことを覚えておくだけでも大分違いますので、そこを踏まえて自分の塾、予備校への通学の様子と、勉強の進捗を見てみると、
自分がうまくやれていないようなときも気を楽にしながら、建設的な改善策と共に複数の場所に通いやすくなります。
塾、予備校、場所ごとの自分にとっての意味づけをする
どちらかと言えば塾は少人数規模で学校補習向き、
予備校は集団授業スタイルで大学受験向きという傾向があると思います。
ですので、まず基礎固めを塾でやって、受験対策の主軸は予備校に置いておくと勉強がやりやすいでしょう。
ただ中には大学受験を見据えてみっちりやる塾や、普通塾と謳われることの多い、基礎的なことから質問出来る個別指導のスタイルで予備校というところもあります。
なので一概に簡単な内容なら塾、応用なら予備校という性質でもありませんので、いい場所はどこかということをとにかく見極めましょう。
テキスト、場の雰囲気、先生という要素をよく見て考えることが大事です。
そして、自分はこの教科、分野に弱いので、そこを補強してくれるこの塾で習おうとか、この科目は得意なので伸ばして無敵にしてもらえるこの場所に通うのがいいとかいったことを、
意識的に思いながら勉強できるようにすると受験に向かっていい積み重ねを作れます。
どんな塾や予備校でも、教材や先生という点において、きちんと高度なレベルのものまで提供出来るようになっていたりするものです。
その効果が出るかどうかは、ひとえに自分とその場所との相性の問題となってくるので、自分がどんな理由でそこに惹かれ、どんな目的意識を持ったからそこに通いたいか、はっきり認識していると強くなります。
まとめ
大学受験は運の要素もあるので、塾や予備校に通っている間、これで果たしてちゃんと成果が出て将来につながっていくのか不安になる時期もあると思います。
しかし例え理想通りに行かない場合でも、そこで頑張っていたことがその次に進むことに対し確実に生きます。
なので通っている間はとにかくそこでの勉強を頑張る時期ととらえ、精一杯勉強しておきましょう。
通うことにしたなら、そこの先生を信じ一生懸命ついていくことが大切です。
コメント