はじめに
私は公立高校で3年間勉強に励みつつ、水球部に所属し、3年の8月まで勉強と部活動の両立をしていました。
水球部は、週に5回練習があり休日は1日練習が基本という大変ハードな部だったため両立には苦労しました。
それでも部活動では主将を任され関東大会出場を達成した一方で、受験でも国立大学に現役合格することができました。
そんな私が部活と勉強の両立の仕方で工夫したことを紹介していきたいと思います。
勉強時間の確保をするためにした工夫
部活動と勉強を両立するにあたって最も困難なのは時間の問題だと思います。
私自身、部活動をしていない人やあまりハードではない部に所属している人と比べ勉強ができる時間は圧倒的に少なかったように思います。
周りの人が勉強をしていた放課後や休日を部活動に費やしていたので、まとまった勉強時間を確保するのは大変苦労しました。
そこで私は朝と夜に集中的に勉強するようにしました。
<朝勉>
私は、学校の自習室を活用し7時から8時半まで2年の春ごろから毎朝勉強していました。
朝は、1日の中で最も脳や体が疲れていないので数学や物理など考え込んで答えを出す教科に効率よく取り組むことができます。
事前に「参考書を○ページ進める」「この単元を終わらせる」といった具体的な目標を立てることで眠気を感じず集中できました。
また、朝勉で脳をおきた状態にすることで1限目の授業も聞き逃すことなく受けることができていました。
<夜勉>
夜の目標はとにかく寝ないことでした。
そのため、はじめの1時間は集中力を必要としない単語帳やその日の授業の復習に取り組んでいました。
また、家では簡単に寝てしまうので、図書館や塾などで勉強するようにしていました。
うまく眠気をごまかしながら1年の秋頃から毎日約3時間勉強していました。
以上のように工夫して勉強し、最低でも1日4時間は勉強するようにしていました。
また、周りの人よりも早く受験勉強を始め、1、2年のうちにある程度勉強の貯金を作っていました。
部活動をして勉強時間がないを理由に言い訳にしない
私は、「部活動をしているからしょうがない」という言い訳はしないと決めていました。
私の周りでも多くの人が部活を言い訳に勉強から逃げていましたが、
私はむしろ「部活動というハンデを背負っているのだから周りより頑張らなければいけない」と思っていました。
たしかに、部活動を言い訳にすれば簡単に勉強から逃げることができます。
しかし、部活動は自分が選んだもので、やらないという選択肢もあります。
自分で厳しい道を選んでおきながら妥協を許すというのはダサくないですか?
部活動と勉強を両立したいと思っている人には、「一度自分が決めたことを途中で曲げない」という強い意志を持って欲しいです。
部活動を言い訳にしないと決めるだけで勉強に対する危機感やモチベーションが変わると思います
部活と勉強の両立をするため、時間がない僕の具体的な勉強の仕方
はじめに書いた通り私は特にハードな部活をしていたため、私は周りの人よりも勉強時間を確保するのは大変でした。
そのため、せっかく工夫して確保した時間をあまり効果のない勉強に使うのはもったいないと考え勉強の内容にも工夫をするようにしました。
その工夫とは“同じ参考書や問題集を3周すること”です。
1週目はテスト感覚、2週目は復習、3週目はそれまでできなかった問題も全て叩き込むという感じで勉強しました。
3周するという目標を定めると、1日何ページすればいいのか、一週間でどのくらい進めなきゃいけないのかが分かりやすくなり、
なんの目的もなくやみくもに勉強するということがなくなりました。
また、理系科目の参考書は、問題を見て、文字は一切書かず頭の中で解法を思い浮かべるという単語帳的な方法を使って何度も繰り返し見直しました。
複数回同じ問題を取り組むことで、似たような形式の問題に対して反射的に解答を書き出せるようになったほか、
問題に慣れることができ計算ミスなどの初歩的なミスが減るようになりました。
まとめ
以上が高校時代に私がしてきた工夫です。
部活動をしている人は勉強に費やせる時間が少ないのは仕方がないことです。
だから、周りと同じようにのらりくらりと勉強していてはいずれ成績が落ちていきます。
できるだけ早く自分にあった勉強法を見つけ、それを妥協せずに継続し、早いうちから周りとの差を作りましょう。
時間を生み出し、少ない時間を効果的に使うことが部活動と勉強を両立する鍵になります。
部活動も勉強も充実した高校生活になるよう頑張ってください。健闘を祈ります。
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