「数学、苦手意識が強くて…」
「参考書を開いても、どこから手をつければいいか分からない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、「数学を得意にするための正しい勉強の順番」を、レベル別に具体的な方法や体験談を交えながら解説していきます。
多くの人が陥りがちな「間違った勉強法」や、レベル別に最適な参考書・問題集も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、数学を得意科目にしていきましょう!
1. なぜ「数学の勉強の順番」が重要なのか?
「数学の勉強」と聞いて、あなたはどんな順番をイメージしますか?
多くの人が、
- 教科書を読む
- 基本的な問題集を解く
- 応用問題に挑戦する
という流れを思い浮かべるのではないでしょうか。
もちろん、この流れが間違っているわけではありません。
しかし、数学という科目の特性上、人によって最適な「順番」は異なるのです。
1-1. 数学は「積み重ね」が重要な科目
数学は、まるで「ビルディングを建てる」ようなもの。
土台となる基礎がしっかりしていなければ、応用という名の高い階層を築き上げることはできません。
例えば、「二次方程式の解の公式」を理解するためには、「平方根」や「因数分解」の知識が不可欠です。
1-2. しかし、「基礎に固執しすぎる」のも危険
基礎が重要なのは言うまでもありませんが、「基礎を完璧にしてから次に進む」という考え方は、時に非効率な遠回りになってしまいます。
なぜなら、基礎力の真の理解は、応用問題を通してこそ深まることも多いからです。
【体験談】
私自身、高校時代は数学が苦手でした。
「基礎が完璧ではないから…」と、簡単な問題集をひたすら解き続ける日々。
しかし、いざ模試レベルの応用問題に挑戦すると、全く歯が立たず、自信を失っていく一方でした。
そこで、思い切ってレベルの高い問題集にも取り組んでみたところ、意外にも理解が進んだ経験があります。
応用問題に取り組む中で、これまで断片的にしか理解できていなかった基礎知識が繋がり、深い理解へと変わっていったのです。
2. 【レベル別】具体的な勉強ステップを紹介!
では、具体的にどのように勉強を進めていけば良いのでしょうか?
ここからは、レベル別に具体的なステップと、おすすめの参考書・問題集をご紹介していきます。
2-1. 基礎レベル:数学の土台を築こう!
まずは、数学の基礎を固める段階です。
目標は、教科書レベルの問題をスムーズに解けるようになること。
この段階では、「なぜそうなるのか?」という原理や定義を丁寧に理解することが重要です。
具体的なステップは以下の通りです。
- 教科書をじっくり読む公式や定理をただ暗記するのではなく、証明や導出過程を丁寧に追いかけてみましょう。図やグラフを書きながら理解することで、より記憶に残りやすくなります。
- 基本的な問題集を繰り返し解く教科書の内容を定着させ、計算力を身につける段階です。最初は簡単な問題ばかりでも、繰り返し解くことで、自然と解き方が身についていきます。
<おすすめ参考書・問題集>
・教科書傍用問題集
教科書の内容に沿って解説されているので、基礎固めに最適です。
・チャート式基礎からの数学I・A
基礎的な内容を網羅しており、解説も丁寧なので、数学が苦手な人でも取り組みやすいでしょう。
・はじめからはじめる数学シリーズ
イラストや図解を多く用いた分かりやすい解説が特徴で、数学に苦手意識がある人におすすめです。
<基礎レベルでやってはいけないこと>
- 難しい問題集に手を出す
- 基礎が身についていない段階では、難解な問題に挑戦しても、自信を失うばかりです。
- 解答を丸暗記する
- それでは応用力は身につきません。
2-2. 標準レベル:応用力・思考力を磨く!
基礎レベルの知識を応用し、より実践的な問題に取り組む段階です。
目標は、複数の単元を組み合わせた問題や、記述式の問題を解けるようになること。
ここでは、「問題文から必要な情報を読み解く力」や「論理的に思考する力」を養うことが重要になります。
<おすすめ参考書・問題集>
・チャート式数学I・A
標準レベルの問題を網羅しており、大学入試対策にも最適です。上記にもありますように基礎レベルから使えます。
・Focus Gold 数学I+A
豊富な問題数と分かりやすい解説が特徴で、応用力の養成に最適です。
<標準レベルで意識すること>
- 問題文を丁寧に読み込み、条件を整理する
- 問題文を正確に理解し、何を求められているかを明確にしましょう。
- 図やグラフを積極的に活用する
- 視覚的に情報を整理することで、問題の理解が深まります。
- 解答は丁寧に書く
- 自分の考えを論理的に説明する練習になります。
2-3. 発展レベル:難関大合格を目指す!
難関大の入試問題を解くために必要な、高度な思考力・応用力を養う段階です。
目標は、複雑な問題を論理的に解き進め、解答を導き出すこと。
<おすすめ参考書・問題集>
・1対1対応の演習 数学I・A・II・B
難関大学入試問題を徹底分析し、実戦力養成に特化した問題集です。
・過去問
志望大学の過去問を解き、傾向を掴むことは非常に重要です。
<発展レベルで意識すること>
- 複数の解法を考える
- 一つの問題に対して、複数の解法を考えることで、思考の幅が広がります。
- 時間配分を意識する
- 限られた時間内で、最大限の力を発揮できるように時間配分を意識しましょう。
- 解説を読み込む
- 単に解答を理解するだけでなく、なぜその解法に至るのか、他の解法はないのかなどを考えることが重要です。
3. 【重要】レベルアップのタイミングを見極めよう!
レベル別に勉強ステップを紹介してきましたが、重要なのは「自分のレベルに合った勉強」をすることです。
焦ってレベルの高い問題集に手を出しても、理解が追いつかず、逆効果になってしまう可能性があります。
では、どのようにレベルアップのタイミングを見極めれば良いのでしょうか?
一つの目安として、「今のレベルの問題集を、8割以上解けるようになったら次のレベルに進む」という方法があります。
もちろん、これはあくまで目安です。
「もっと基礎を固めたい」と感じたら、無理にレベルアップする必要はありません。
4. 数学を得意にするための3つの秘訣
最後に、数学を得意にするための重要なポイントを3つご紹介します。
4-1. 毎日コツコツ継続する
数学は、一夜漬けでは決して得意になりません。
毎日少しでも良いので、継続して学習することが重要です。
1日10分でも良いので、問題を解いたり、公式を確認したりする時間を確保しましょう。
4-2. 分からない問題はそのままにしない
分からない問題をそのままにするのは、成長の機会を逃しているようなものです。
先生や友達に質問するなどして、必ず解決するようにしましょう。
4-3. 楽しむ心を忘れない
数学は、解けた時の喜びが大きい教科です。
難しい問題に立ち向かうこと、そしてそれを解決することの楽しさを忘れずに学習しましょう。
まとめ|数学の「正しい勉強の順番」は、一人ひとり違う!
この記事では、「数学の正しい勉強の順番」について、レベル別に解説してきました。
大切なことは、自分のレベルに合った方法で、着実にステップアップしていくことです。
この記事を参考に、ぜひあなたも数学を得意科目にしていきましょう!
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