受験において文系の方にお勧めする、とっておきのアイテムがある。
それは何か。
それはボイスレコーダーである。
受験勉強にボイスレコーダーを使うというのはあまり聞いたことが無いかもしれないが、これが案外役に立つのである。
ボイスレコーダーを使う用途としては
① 世界史、日本史の暗記
②英単語の暗記
③古文単語の暗記
④リスニングの練習
これらが挙げられる。だが、まだまだ他の使用方法も考えられるかもしれない。
この記事はで私が行っていた勉強方法について紹介する。
まず①の世界史、日本史の暗記についてだ。
これは現代社会などにも応用可能である。
どちらも教科書の太文字の部分とその周辺を音読し、録音する。
「〇〇年、××の乱が起こる」「〇〇によって××の変が起こった」
という様に短い文として録音する。
そうして何回かに分けて教科書を全て録音し終わったら、この音源を何度も繰り返し聞くのである。
スマホを触りながら、移動しながら、学校の準備をしながら…
「聞き流すだけ」でも良い。
この様に少しでも聴き続けることが大切である。
聞き飽きるまで続けることで時代の流れを掴むことができる。
「この出来事の後に誰々が登場したな」「確かこの事件には〇〇も関係していたな」
といったことが自然にわかる様になる。
この状態になると並べ替え問題にも有理になる。
また、歴史の流れを掴むことができるので出来事や人物といった知識が頭に入ってきやすくなるだろう。
では次に②の英単語の暗記について説明する。
これは英単語を読み、2拍程度開けてその日本語訳を言い、それを録音するというものだ。学校で使っている単語帳を用いたので十分である。
軽く机を叩いてリズムを取りながら、テンポよく録音しよう。
そうするとより頭に入ってきやすくなるためだ。
そしてこの録音を聴き、英単語が聞こえた後に自分でその意味を考えてみる。
その後流れてくる和訳で答え合わせをする。
これを繰り返し行う。
こうすることで、英単語に出会ったときにフッと和訳が頭に浮かんでくる様になるのだ。
では③の古文単語の暗記について説明する。
これも英単語の時と同様にテンポよく録音したものを聴き続ける。
何度も聞くことで記憶に留まりやすくなるのである。
そして最後のリスニングの練習についてだ。
リスニングで使った教材を取り込む、もしくは録音する。
同じ教材を何周も何周も聴き続ける。
こうすることでリスニング問題の流れやパターン、そして聞こえてくる声に耳を‘慣らす’のだ。
私はセンター試験の英語直前にボイスレコーダーでこのリスニング教材を聞いていた。何度も聞いた音声に、「これと同じ要領で問題を解けば大丈夫」と心が落ち着いた。
リスニングは軽視されやすい問題ではあるが、この様にスキマ時間に聞き流すだけで対策ができるのである。
まとめ
以上で私が行っていた、ボイスレコーダーの活用方法の紹介を終わる。
だがこれはほんの一部で、使用用途は他にもたくさんあるはずだ。
様々な科目の勉強に使えて、いつでもどこでも勉強時間に変えることができるアイテム、ボイスレコーダー。
これを活用しない手はないだろう。
受験において、いかに勉強時間を確保できるかが合格への鍵となる。
少しの時間でも、積み重なればかなり違いが出る。
実際私がそうだった様に、スキマ時間の利用で成績をあげることができる。
電車での移動時間やスマホを触る時間、トイレに入る時間までも活用できれば、人と差をつけることができるのは確実だろう。
ぜひボイスレコーダーを使って、受験を有利に進めてほしい。
これが私の願いである。
この記事を読んでいる学生の皆さんが、各々の志望校に合格されることを祈っている。
それではこの辺りで。
コメント