映像授業は便利な勉強手段で、使い方を考えることでとても有意義な勉強が出来ます。
しかし、中学生の勉強に取り入れていく上では注意しておくべきこともあります。
そこで映像授業で成績を伸ばしたいと思ったとき、やるべきこと、やるとダメなことを挙げてみたいと思います。
映像授業活用にあたってやるべきこと
映像授業を十分に活用するコツは、映像授業受講に対しアクティブになることと言えます。
休み時間のような気分で、だらだら動画を見ていられて気軽にやっていけるものだととらえていると、勉強としてはやはり失敗です。
勉強もスポーツなどと同様で、しっかりした気構えと根気を持って続けようとしない限り、何も身につかないものなのです。
そのため、普段のくつろぐときとは時間や空間の区切りをつけて、この勉強の間意欲的に頑張ろうという意識をはっきり持ちながらやると、内容もよく吸収出来るし受講も長続きするはずです。
おすすめなのは、可能であるなら塾のその時の空きスペースや自習室などで受講することです。
受信機器さえあればどこでも勉強可能なのが映像授業のいいところではあるのですが、最も効果が出るのが勉強のための場で受講したときと言えるでしょう。
塾や学校などの授業は、実はとてもハイペースで行われています。中学三年間で勉強すべきことの量と質というのは、近年前にも増して上がってきていますし、そのようにしなければ間に合わないためです。
そのため自習スタイルで勉強していくにしても、そのようなペース配分でやろうとしなければ取り残されやすいです。
そういった空気感が流れている場で、それに乗っかりながら勉強していくことが、映像授業で学校の成績を上げる手助けをしてくれます。
そして映像を見るだけではなく、自分でその内容のまとめのノートを作ることも大切です。
積極的に一時停止や巻き戻しなどを使うなどの工夫もしながら、要点のメモを取りつつ受講を進めましょう。
何もせずただ見るような受動的なやり方は、自分で何か得て定着させようと思っているときには妨げになります。
ただ情報を受けているだけでなく、実際にそのことを扱ってみようとしなくては、授業を受ける前と後とでほとんど自分に変化が出ないと言ってもよいでしょう。
頭の中でだけで全てをまとめておこうとしても、驚くほど出来ることの精度は悪くなるものです。
使う練習をしようとしなければうまく出来るようにはなりません。
映像授業はテレビなどの視聴ではなく、塾の授業を受けるのと意味合いは変わらないことを意識して、そのつもりで集中して勉強しましょう。
何だか身が入らないというときは、映像の中で先生が何べんもやっていることをとりあえず真似してみると、内容が理解しやすくなるかもしれません。
それで分かったということが多くなれば集中力も戻って来やすいでしょう。そのようにしながら、はっきりした意識で見られるまで何回か繰り返し受講するとよいです。
それから初見の映像授業に関しては、自分が分かっている分野でも端折らないで全部見てみることが大切になります。
授業の話の一連の流れというものがあり、その流れの中で内容を理解することが大事ですし、見るのを飛ばした箇所の中に自分にとってはとても大事なポイントが隠れていることももちろんあり得るからです。
そういうところを拾っていかない限り、勉強の効果というものは上がりません。
映像授業においてやるとダメなこと
映像授業を使って勉強していこうという場合にやらない方がいいことは、自分の勉強を人に見てもらおうとしないことです。
塾や家庭教師において行われる授業と同様、映像授業もやはりそれだけで勉強を完結出来るようになっていますから、
これさえあればそれだけを自分一人でコツコツとやっていれば大丈夫なんじゃないかと思うかもしれませんが、それをやっていると実力を付けていく上でよくありません。
中学生の勉強は、少し難しい内容となるとまだまだほとんど一から習得していく色合いが強いはずです。「とりあえず覚えてしまおう」というアプローチの必要性が高いことがその証です。
高校においてだと暗記が必要になる箇所であっても、とりあえず丸暗記という方向に行く前に、中学までで習った事項を基礎とし、それらを組み合わせて色々考えてみる余地が出来てくるものですが、
中学となるとまだそのような内容の厚みはなく、真新しい知識や考え方の手順をインプットすることが最優先になります。
従って、一人だけで映像授業の内容と向き合っていると、せっかく映像授業には学校とまた目線を異にした、勉強補助のための独自性があるにもかかわらず、
学校の授業をもう一度受け直ししているような形にしかならなかったりして、あまり効果が見込めない可能性が出て来ます。
その点、自分がその映像授業で何を習得出来たか、また習得した事項に関する理解度はどのくらいかを都度人にチェックしてもらえれば、学校の授業とは異なった、映像授業独特の内容に触れた意味合いが出て来ます。
なので映像授業においては、とにかく区切りのいいところまで見た時点で、自分の勉強の様子を人に見てもらおうとすることが大切です。
まとめ
そしてそれはやはり、塾や家庭教師の先生などが理想的です。友達や家族の誰かでもいいと言えばいいのですが、ちゃんと教わることについては先生の役割の人が必要です。
先生の役割でない人に聞くということだと、勉強という目的においてはどちらかと言えば立場が並列な関係性同士で雑談しているだけになり、そこまで生産性が出ないものです。
映像授業をどんどん見て、自主学習し、どんどん先生にあたる人にその成果をチェックしてもらいましょう。
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